父が若年性アルツハイマーになった 第三章MCIと診断された頃

父がMCI(軽度認知障害)と診断された頃⑥

母は休みの日はできるだけ父と散歩に出かけた。 適度な運動、食事にも気を配り、きちんと薬を飲ませることも忘れないようにしていた。 父は新聞のコラムの記事を毎朝写し書きし、日課にしていた。 その日あった出来事を一言書いていた。 また母の勧めで大人…

父がMCI(軽度認知障害)と診断された頃⑤

母は父が「MCI(軽度認知障害)」と診断されてとても驚いていた。 母は毎日のようにインターネットや本でMCIについて調べた。 MCIのまま長年とどまっている人もいると知り、 「絶対進行させない」 と、脳トレドリルに加え父のためにできることやれることを取…

MCI(軽度認知障害)と診断された頃④

私たち家族は、担当の先生と相談し父には「MCI(軽度認知障害)」を患っていることを言わないことにした。 今でもその決断が正しかったのか、間違っているのか分からない。 父も自分の異変に気付き一度だけ「俺は馬鹿になった」と言った。 その時は 「お…

「笑って過ごしましょう」の意味 医師からのアドバイス MCI(軽度認知障害)と診断された時

父がMCI(軽度認知障害)と診断され、心配した母が先生に 「これからどう過ごしたらいいのか」 と尋ねた時、先生は 「笑って過ごしましょう」 「好きなことを沢山して下さい」 というアドバイスを下さいました。 当時は「どうして当たり前のことを言うんだろ…

MCI(軽度認知障がい)と診断された頃 ③

父が軽度認知障害と診断されて、 「進行させないためにはどうしたらいいか。」 と母が先生に聞いたところ 「毎日笑って過ごしてください。」 「好きなことを沢山してください。」 との回答だった。 当時、母は 「具体的に何をしたらいいか聞きたかったんだけ…

MCI(軽度認知障害)と診断された頃②

父の物忘れの症状が出始めて二年が過ぎた頃、ついに父の病名が判明した。 「MCI(軽度認知障害)」だった。 私は、「やっぱり」という気持ちと「若年性アルツハイマーにはなっていないんだ」と少し安堵した気持ちが入り混じりとても複雑だった。 母は、ずっと…

MCI(軽度認知障害)と診断された頃① ~父が若年性アルツハイマーになった第三章~

父の物忘れは進行する一方だった。しかし、母は諦めず「必ず良くなる」と信じていた。このような感じの脳トレ系のドリルを購入し、毎日のように続けていた。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentS…