MCI(軽度認知障害)と診断された頃① ~父が若年性アルツハイマーになった第三章~
父の物忘れは進行する一方だった。
しかし、母は諦めず「必ず良くなる」と信じていた。
このような感じの脳トレ系のドリルを購入し、毎日のように続けていた。
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ドリル系のものは、一人で続けるのが難しいので、母と父でお互いに問題を出し合ってクイズ形式で行いなるべく長く続けられるようにしていた。
しかし、父の場合は一番初めに「暗算ができない」が若年性アルツハイマーの初期症状で、計算問題などは次第に出来なくなり、計算以外の部分を主に取り組むようになった。
また当時は任天堂の3DSを私が所持しており、「脳トレ」のソフトを購入しゲーム感覚で空いた時間に楽しみながら取り組んでいた。
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今はスイッチのソフトもある。
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母は脳トレ関係のドリルやゲームを、父の物忘れが出て薬が処方された頃から様々なものを購入した。
とにかく手探りで今できることを片っ端から考えて父のために取り組んでいた。
(次回に続く)
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