発達外来②ついに自閉症の疑いと告げられる

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発達外来にて、英太に自閉症の疑いがあることが判明した。

 

 

一歳半検診受けてから、頭の中では、おそらく英太は自閉症なのだろうと分かっていたけど、心のどこかで、何かの間違いであって欲しいと願っていた。

 

 

家族みんなに英太が発達障がいだって分かって欲しい気持ちと、病院の先生から「発達障がいじゃありません」と否定してもらいたいという矛盾した気持ちをずっと抱えていた。

 

 

「自閉症の可能性が高い」と告げられて、

 

 

「早めに分かって良かったです」と

 

 

先生の前ではそう言ったけど、心の中はとてもじゃないけど受け入れたくないという気持ちが強かった。

 

 

 

嘘だ。

 

 

何かの間違いだ。

 

 

絶対に違う。

 

 

そんなはずない。

 

 

先生の言葉を全否定するような言葉が頭に浮かんでいた。

 

 

私が英太を早めに病院に連れて行きたかったのは、きっと英太は発達障がいじゃないって安心したかったからなのだと分かった。

 

 

私は障がいを受け入れる覚悟で病院に来たはずなのに、本当は受け入れる覚悟など全く出来ていなかった。

 

 

 

病院に来る前は、

 

 

私が英太は発達障がいがあるかもしれないと言っても、中々信じてくれなかった主人に

 

 

「だから私の言った通りでしょ」とか

 

 

私が正しかったんだ、間違っていなかったんだと言いたい気持ちだった。

 

 

でも、いざ病院で自閉症の疑いと判明したら、そんなことはどうでも良くなった。

 

 

頭が真っ白になるというのはこのことだ。

 

 

先生から細かい説明や根拠などの話をしてもらったけど、上の空で全く話が耳に入ってこなかった。

 

 

障がいを受け入れるのは、そう簡単なことではない。

 

 

何なら、今でも時々英太が自閉症じゃなかったらと考えてしまう。

 

 

幼稚園で他の子供を見た時、公園でお友達と楽しそうに遊ぶ子供を見た時、

 

 

羨ましく思う気持ちはある。

 

 

自分は自分、英太は英太。

 

 

人と違っても良い。

 

 

英太は英太で素敵なものをたくさん持っている。

 

 

頭では分かってるつもりでも、ふとした時に、他人と比べてしまう。

 

 

きっと私はこの気持ちと一生戦っていくのだと思う。

 

 

思考の癖を変えるのも、とても大変な作業だ。

 

 

だけど、この気持ちと戦いながら、いつか必ず乗り越えていきたい。

 

 

子供に障がいがあって良かったとは、到底思えない。

 

 

でも、英太と出会わなかったら

 

 

「人と比べないように生きていこう」とは思わなかったと思う。

 

 

 

人と比べないことで、イラストもそうだけど色々な事にチャレンジできるようになった。

 

 

半年前、英太がお遊戯会で一生懸命頑張る姿を見て、

 

 

「人と比べる必要なんてない」と強く思った。

 

 

英太はとても頑張っていた。

 

 

最初のお遊戯会では号泣して舞台に立てなかったのに、

 

 

その時のお遊戯会では舞台に立って少し踊ることができた。

 

 

 

とても成長していると勇気をもらった。

 

 

そこから私も、もう一度人と比べないでイラストを描いてみようと思い始めた。

 

 

もう一度イラストを始めたいと思ってから、この半年間私は毎日何かしらの絵を描いている。

 

 

英太は、私が昔絵を描くことが好きだったという気持ちを思い出させてくれた。

 

 

人と比べて絵を描くのを辞めてしまったけど、また絵を描いてみようと思わせてくれた。

 

 

英太はみんなより発達は遅いかもしれない。

 

 

だけど確実に昨日よりも成長している。

 

 

ブランコだって、体幹が弱くて、後ろから支えていないと乗れなかったのに、公園で少しずつ練習したら最近やっと漕げるようになった。

 

 

人よりも出来ないことは多いかもしれない。

 

 

でも出来るようになることも沢山あるのだと英太が教えてくれた。

 

 

英太が頑張ってチャレンジする姿を見ると、私だって負けないと思える。

 

 

だから私も「もう二度と人と比べて、好きな事を諦めたりしない」と思えた。

 

 

私も英太も、これから乗り越えなければならないことは沢山ある。

 

 

英太と一緒に少しずつ、少しずつ人間として成長していけたらと思う。

 

 

(次回に続く)

 

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